腱板断裂術後早期にこんなこと困ってませんか?

腱板断裂術後

手術前には思ってなかった症状

・手術後は「重だるい痛み」「肩の中から湧いてくるような痛み」

・特に夜は夜間痛といって、「横になった痛い」「寝入りはいいけど1~2時間で痛くて目が覚める」

・手術した方の腕は動かせれないという制限が苦しい。

・だんだん肩回りに力が入ってきて肩がこる。

・手指が腫れている。

・親指と人差し指、そして間の水かき部分がシビレている。

・小指と薬指、そして小指側の手首から掌にかけてシビレている。

以上は手術直後や、しばらくして出現する痛みや症状のよくあるタイプです。

そしてすべてに原因と対処法があります。

重だるい痛み・肩の中から湧いてくるような痛み

重だるい痛み

この場合は、手術後の血流循環不全といって、いわゆる血の巡りが悪いのでは?と想像します。特に手術直後は手術をした肩や腕は動かそうにも動かせれませんし、重いものがぶら下がって人の手みたいな感覚さえ感じる人がいます。

焦らず、手術翌日から手指の運動を開始しましょう。

  • 指のグーパーグーパー運動
  • 柔らかいボール握り運動

少しづつ、軽めからのスタートで大丈夫です。

手や腕がだるくなったら休憩して、だるさが消えたらまた再開して。

可能な範囲でやっとくと血の巡りは改善されてくると考えています。

この時の注意する点です。強く握って拳を作るような運動は痛みが出る場合がありますし、それ以外でもグーパーグーパーしただけでも痛む方もいらっしゃるかもしれません。その場合は主治医の先生か担当理学療法士に聞いてみて下さい。

夜間痛といって、「横になった痛い」「寝入りはいいけど1~2時間で痛くて目が覚める」

詳しくはこちらで解説

手術した方の腕は動かせれないという制限が苦しい

リラックスできていない可能性が有ります。

・腕を収めておく装具が安定が良いですか?

・身体に固定できていますか?

・固定するバンドは適当な締め具合でつけられていますか?

・装具や三角巾の中で腕の広い面積が接地していますか?(装具の中で肘が浮いている、手首だけ乗っかかかっている、肘が90°以上曲がって収まっている)

以上のポイントをみると「逆に絞めつけ過ぎになりませんか?」と質問があります。

確かにその部分は否定できない場合もあります。

しかし大体の人が装具・三角巾をしているにもかかわらず、不安定な装着、もしくは装具のゆるによってリラックス出来ないため肩まわりの筋肉に無意識の力が入ったり、違和感を過剰に感じてしまうように見受けます。

そしてさらにそれが気になって修復した腱板筋に修復した力が入るので痛みを感じ、「動かしたらダメだな」と解釈してしまいがちになります。

対処法は、

まず装具や三角巾の装着方法が合っているのか、医師・看護師・リハビリのセラピストに聞いてください。そして調整してもらうと良いですね。

理想は毎日見てもらって、自分のしっくりしたポジションを決めてしまうのが良いですけどね。

「こだわってしっくりしたポジションを獲得すること」。些細な事ですが、装具固定中のリラックス度と痛みの軽減が一番のポイントですから。

必ず、寝起きしているうちに少しづつズレてきます。そんなもんだと思っても良いぐらいと感じています。だから定期的に専門家に見てもらうことをお勧めします。

だんだん肩回りに力が入ってきて肩がこる。

これもリラックス出来ていない状況が続いた後の症状と見受けます。

リラックスさせてくれない原因を探ります。

先ほどのように、装具や三角巾の固定に関する問題かもしれませんし、安静時の痛みや夜間の痛みが原因かもしれません。

運動不足ということも考えられます。手術後なので走ったり・飛んだり・ステップを踏んだりなんて出来ませんが、運動不足解消に有酸素運動を進めています。

軽い運動で長らく行える何かの運動。意識がその動作を行うことにむくような運動。

朝の散歩、深呼吸をしながら歩くことで力が抜けていく方はよく見かけますね。

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手指が腫れている

手術中は小さな穴から内視鏡が肩関節の中に入って状態を確認し、ほかの穴から手術の機械が入って手術されますが、その際に潅流液といって生理的食塩水を関節の中に循環させています。

これは関節内の視野を確保し、出血を洗い流し、器具操作のスペースを確保するために最も標準的に用いられています。この生理的食塩水が手術中に皮下組織に染み込んで手指や腕が腫れているように見えるようです。

この場合、数日から1週間ほどで自然に引いて聞くことが多いように思います。痛みやしびれを伴わない軽い腫れなら経過観察されることが多い印象です。

また、手術そのものによって血流循環不全といって、流れが一時的に滞ることが予想されます。いわゆる血の巡りが悪いのでは?と想像します。

動かせる範囲で 指をグーパーグーパーする、手首をゆっくり回す などの軽い運動は、 血流やリンパの流れを助け、腫れの改善につながります。

親指と人差し指、そして間の水かき部分がシビレている

このケースは装具装着期間中に良く起こる症状です。

橈骨神経といって腕の外側を走る神経が、写真のように装具や三角巾の端の部分で押さえられてしまったり、腕の筋肉が硬くなる若しくは腫れて神経を押さえやすくなってしまう。そのような原因から末梢の神経の範囲にシビレを引き起こすことが予想されます。

黄色い丸のここの部分を気にしてみて下さい。圧迫されないようにしてみるだけで症状が軽減するかと思います。

小指と薬指、そして小指側の手首から掌にかけてシビレている

このケースも装具装着期間中に良く起こる症状です。

この場合は尺骨神経といって「肘の内側の当たったらビリって痛いところ」がその神経なんですが、その神経の経路が腕の重みで押さえられることによる症状かと思います。

ただ単に押さえらるだけなら大きな問題は無いように思いますが、腕の腫れであったり腕の筋肉の硬さだったりそのような状態が重なると、こういった症状が出るように感じています。

黄色のラインを尺骨神経の位置に見立てています。

このラインのどこかで圧迫を受けると手指にシビレが出るようです。特に肘の内側の辺りは要注意かもしれません。

このシビレを解消するには、肩関節を動かさずに肘を支点に腕を伸ばす。そしてリラックス。

術後早期は「肩関節が極力動かさないようにして肘関節だけ伸ばす」これがコツ!!

これを毎日数回やっておくとシビレが和らぐことが多いと思います。

可能であれば伸ばした手のひらを内側へ外側へと手のひらを返すように回転させて運動してみましょう。もちろん痛みのない範囲が合言葉です。

担当のリハビリの先生にアドバイスをもらいながら運動できれば安心です。

腱板断裂術後早期のセルフメンテナンス

手術をして肩の腱を縫い合わせたからといって、機械の部品を換えるように「その後はすぐに動く」わけではありません!!

たまにこのような感覚で手術後にイメージしておられる方や手術にに臨まれる方がいらっしゃいますが、、、。

残念ながら間違いです。私はいつもこの点の意識改革は必ずといって良いほど行って頂きます!!

最重要なのは手術後の「経過に対しての理解」「慎重さ」

次に大切なことは

「セルフメンテナンス」

「セルフトレーニング」です。

次回にご説明させて頂きたいと思います。

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